ReAct(推論と行動の統合)
ReAct
AIに「思考(Reason)」と「行動(Act)」を交互に行わせる手法。ツール呼び出しが絡む場面で効果を発揮する。
ReActとは
ReAct は、"Reason(思考)" と "Act(行動)" を交互に行わせるAIのプロンプト手法です。単純に考えさせるだけでなく、外部ツールを使う・検索する・計算するといった"行動"を挟むことで、より正確で根拠のある結論に到達します。
基本の流れ
Thought: まず何を調べるべきか考える
Action: 検索ツールで "X" を調べる
Observation: 結果は "Y" だった
Thought: 結果を踏まえて次を考える
Action: 別のツールで "Z" を計算する
Observation: 結果は "W"
Thought: 最終結論
Answer: ...
この 思考 → 行動 → 観察 → 思考 のループが ReAct の核心です。
AIエージェントでの位置づけ
現在の多くの AIエージェントは、ReAct パターンで動作しています。以下の流れです。
- ユーザーの依頼を受ける
- 次にすべき行動を考える
- 適切なツール(関数)を呼ぶ
- 結果を観察
- 目的達成まで繰り返す
Function Calling と組み合わせることで、「AIが自律的に業務フローを回す」ことが可能になります。
士業業務での応用イメージ
- 税務リサーチエージェント: 「判例検索 → 関連通達検索 → 要約 → 論点整理」を自律実行
- 契約書レビューエージェント: 「条文抽出 → 類似条項検索 → リスク評価 → レポート作成」
- 申請書類エージェント: 「要件確認 → 必要書類リスト化 → チェックリスト生成」
エージェント時代の基本パターンとして、押さえておく価値のあるキーワードです。
