マルチエージェント
Multi-Agent
役割を持った複数のAIエージェントが協調してタスクをこなす構成。分業と専門化で複雑業務に対応する。
マルチエージェントとは
マルチエージェントは、役割を持った複数のAIエージェントが協調してタスクをこなす構成です。単一の汎用エージェントに全部させるのではなく、専門役を立てて分業させます。
「調べる役」「書く役」「レビューする役」「承認する役」のように役割を分けて組み合わせることで、一つのエージェントでは難しい複雑な業務にも対応できます。
典型的な役割分担
- プランナー: 全体の進行を設計
- リサーチャー: 情報収集・根拠確認
- ライター: 文章生成・書面ドラフト
- レビュアー: 出力の検証・整合性チェック
- スーパーバイザー: 全体を監督し、必要なら差し戻し
士業の実務での活用イメージ
- 税理士: 「論点整理役」「通達検索役」「試算役」「文書化役」でチームを組む
- 弁護士: 「論点抽出役」「判例検索役」「書面ドラフト役」「整合性チェック役」
- 社労士: 「要件確認役」「規程検索役」「書類作成役」「顧問先向け要約役」
- 行政書士: 「自治体ルール確認役」「必要書類洗い出し役」「申請書作成役」
一つの案件を複数の視点で並行処理できるため、調査系・書面作成系の業務で効率が上がります。
注意点
- エージェント同士のやり取りが増えるほど、コスト・応答時間も増えます。構成はシンプルに保つのが鉄則です。
- 役割分担・通信プロトコルが曖昧だと、同じ作業を重複させたり、作業漏れが起きます。
- 最終判断と対外成果物の確定は必ず士業本人が行う前提で運用すべきです。
