RAG(検索拡張生成)

Retrieval-Augmented Generation

AIが回答する前に外部資料を検索し、その内容を踏まえて回答する手法。社内ナレッジや最新法令に基づく回答を生成できる。

RAG(検索拡張生成)とは

RAG(Retrieval-Augmented Generation)は、AIが回答を生成する前に外部の資料を検索し、その内容を踏まえて回答させる手法です。「検索(Retrieval)」で取り出した情報を「生成(Generation)」に組み合わせることからこう呼ばれます。

ChatGPT等のLLMは学習済みの知識しか持たず、最新の法改正や自事務所の独自情報には対応できません。RAGを使うと、こうした LLMが知らない情報をその場で渡して回答させる ことができます。

仕組み

RAGの処理は大きく2ステップで動きます。

  1. 検索: ユーザーの質問に関連する資料を、社内ドキュメントや法令データベースから取り出す(多くはベクトル検索を使う)
  2. 生成: 取り出した資料をプロンプトに添えてLLMに渡し、回答を作らせる

この仕組みにより、LLMは「手元に渡された資料に基づいて答える」形になり、知らないことをもっともらしく作るハルシネーションを抑えられます。

士業の実務での活用例

  • 税理士: 過去の税務相談事例や、最新の通達・Q&Aを検索対象にし、類似ケースを踏まえた一次回答を生成
  • 弁護士: 判例集や事務所内の参考書面を参照し、論点整理のたたき台を作る
  • 社労士: 就業規則・厚労省の最新ガイドラインを検索させ、顧問先向けの説明資料を準備
  • 行政書士: 自治体ごとに異なる許認可要件を検索対象にし、申請要件の確認補助に利用

共通して「最新性 × 専門性 × 自事務所の知識」が求められる士業業務と、RAGの特徴はよく噛み合います。

注意点

  • RAGの品質は検索の精度に強く依存します。資料の整理・タグ付け・チャンク分割の設計が回答品質を左右します。
  • 正しい根拠が必ず引用されるとは限らないため、実務での最終判断は士業本人が行う前提で運用すべきです。
  • 機密性の高い資料を扱う場合、検索・生成時にデータがどこへ送信されるかを事前に確認してください。

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